データの転送方式の規格のことをインターフェイスといい、これは機材同士をつなげようとした時のコネクタの形状や、電気信号の形式などを定めているものです。データ転送には、コンピュータ内部のデータ伝送や、コンピュータ間の通信、コンピュータと周辺機器のデータ伝送などがあります。
これらの用途に応じて様々なインターフェイスが存在します。インターフェイスとは、二つのものの間に立って、情報の通信を仲介するもの、といったところでしょうか。ハードディスクをパソコンに接続しようとした場合、その接続方法には多くの規格があり、ハードディスクを選ぶ時には、どの規格で接続するのかを考えて選ばなくてはなりません。
パソコンと接続するため接続規格によって、ハードディスクは4つに分類されます。ハードディスクのインターフェイスには、「IDE」、「SCSI」、「USB」、「IEEE1394」があり、読み方はそれぞれ「アイディーイー」、「スカジー」、「ユーエスビー」、「アイトリプルイー・イチサンキューヨン」となります。
ハードディスクを新規に購入する際には、これらの中から選びます。それぞれのインターフェイスにはメリットもあればデメリットもありますので、各規格の特徴をよく把握した上でハードディスクを選定していきます。ハードディスクの増設は内蔵型か外付け型か、予算はいくらぐらいか、転送スピードはどれくらい必要か、などを事前に決めておく必要があります。
ハードディスクとは、その他の多くのディスクシステムと違います。それは一つの物理ドライブを、複数の領域(パーティション)に分けて使うという機能が用意されているからです。この機能は、複数のOSを一つにハードディスクにインストールすることができたり、分割管理ができるというように様々なメリットを提供しています。ハードディスクをパーティションに分割すると、それぞれのパーティションが別のファイルシステムを利用することができるため、別のOSをインストールすることができます。
多くの人はパーティションを単なる分割管理に利用していると思います。しかし、元々ハードディスクにパーティションがあるのは、それぞれを別ファイルシステムにして、別のOSをインストールするためなのです。パーティションテーブルについてですが、ハードディスクのパーティションに関する情報については、それぞれのハードディスクの物理的な先頭セクター(512バイトの領域)にあるマスターブートレコード(MBR)と呼ばれている領域内のパーティションテーブルに記述されています。
いわゆるパーティションの台帳、もしくは目次のようなものです。パーティションテーブルは、1エントリ16bytesの4つのエントリがあります。1エントリには次のような情報が格納されている。ブートフラグ(1byte)、パーティションの開始位置(CHS, 3bytes)、パーティションタイプ(1bytes) 、パーティションの終了位置(CHS, 3bytes) 、パーティションの開始位置(LBA, 4bytes) 、パーティションの総セクター数(LBA, 4bytes) などです。
ハードディスクには、ハードディスクメーカーから公表されている寿命があります。その公表されているデータ以外からハードディスクの寿命を推測する手法もあります。そのひとつはS.M.A.R.T.情報を読み解く方法です。S.M.A.R.T.情報とはハードディスク自体が発行している各種エラー発生頻度や積算使用時間、そして温度などの情報です。これらの情報を用いて故障を予知をすることがS.M.A.R.T.の目的です。この情報の中に、ハードディスクメーカーがあらかじめ設定した寿命などの情報が含まれています。
またS.M.A.R.T.は故障を予知すること目的なので、実際に壊れる前にユーザーに通知しなければ意味がないとおもます。メーカーの本音と良心が反映されているとおもいます。S.M.A.R.T.情報は各ハードディスクメーカーごとに情報内容やその表現がことなります。Windows自体はこの情報を全く利用してはいません。そのため別途ソフトを使って読み取る必要があります。S.M.A.R.T.情報には積算通電時間(Power On Hours Count)の項目がありますので、たとえばPCのハードディスク(シーゲートIDE300GB)では12153時間使っていた場合に残存寿命は87%あるというように表示されます。
これを逆算すれば総寿命は93485時間です。おおよそ10万時間ですね。1日8時間使うと32年間、そして1日24時間使って8年間という数字になります。一方で電源入り/切り回数(Power Cycle Count)では1000カウントごとに1%残存寿命が減少しています。そのことから、逆算してみると総寿命は10万回ということになります。1日1回起動したとして274年ということになります。これらの数値を普通に考えれば、予想寿命時間と予想寿命起動回数のうちどちらかが先に到達したときが寿命になったというが考えられるでしょう。
ハードディスクメーカーが公表している寿命というものもあると思います。もしハードディスクに障害が発生した場合には、まず初めに頭によぎることは寿命ですよね。寿命とは正常に使用していても避けることができない磨耗などの劣化が原因となり故障することです。しかし、障害が発生したような場合でも寿命であれば納得するありませんよね。対抗する手段もないのでそれまでの運用方法を反省することもありません。
しかし寿命があるのであれば、その寿命までの期間や条件をきちんと把握しておく必要があるとおもいます。きちんと寿命なのか機器の取り扱い不良にとっておきた障害であるのかを切り分けなければ、例えば誤った使用法で短命にしてしまった場合などもその後の問題点の対策を講じることができないからなのです。それにもかかわらずハードディスクメーカーは寿命の定義や寿命期間をあいまいな形でして表していません。
例えば日立は最低何回は起動できますと言うように起動回数の最低保証値だけを公開しているのです。HitachiDeskstar7K1000(SATA2-1000GB)のデータシートによれば40℃の筐体温度環境で最低5万回です。5~60℃の範囲では最低でも1万回起動できるとあります。一日に1回起動したとして40℃で最低137年ですよね。60℃で最低27年は耐えるということになります。一方でシーゲートはMTBFという平均故障間隔で寿命を表現しています。シーゲートのデータの場合はこの平均故障間隔を平均100万時間以上であるとしています。24時間稼動するとしたら114年もつという計算なのです。